EXIF編集ソフト"F6 Exif"を使ったExifの追加・上書き手順の紹介
よく使われるタグの編集方法を紹介します。
Primary(0th IFD) 主画像に対する情報を記録する。
EXIF IFD 撮影情報を記録する。
GPS IFD GPS位置情報を記録する。


F6Exifのダウンロードはここです。
※背景が黄色のタグは簡易撮影入力機能で入力可能な項目です。
※詳細な仕様はEXIF仕様を参照して下さい。ググって見るとEXIF仕様のPDFが見つかります。
※簡単なEXIF仕様についてはこちらを参考にして下さい。あまり役に立たないかも...。(^^;
※ここでの入力例は『F6 Exif』のUIからのデータ更新を想定しています。CSV入力も同様になりますが区切り文字が改行ではなくカンマ","になります。
Primary(0th IFD)
項目名 識別子 TYPE
(
データ型)
説明
画像タイトル 0x010E ASCII 画像にコメントを加えることが出来ます。
但し、半角英数字に限定される為、日本語入力は許容されません。
例:a walk in Tokyo
メーカー名 0x010F ASCII スキャナ、カメラ等の製造業者名を記載します。
モデル名 0x0110 ASCII スキャナ、カメラ等のモデル番号、モデル名などを記載します。
ソフトウエア 0x0131 ASCII 画像を生成した機器のファームウエアや、タグを更新したソフトの名称を記載します。
例:F6 Exif Version 0.4.5
作者名 0x013B ASCII 画像作者の名前を記録します。
例:Ryoto
著作権者 0x8298 ASCII 著作権を記載します。
例:Copyright, Ryoto, 2006. All rights Reserved.
EXIF IFD
項目名 識別子 TYPE
(データ型)
説明
露出時間 0x829A RATIONAL 露出時間を記録します。単位は秒です。
例:1/125で撮影した場合は 1/125
     2秒の場合は 2/1
Fナンバー 0x829D RATIONAL 撮影時のF値を記録します。
例:F2.8で撮影した場合は28/10(もしくは2.8)
露出プログラム 0x8822 SHORT 撮影時に使用した露出プログラムを記録します。
以下の通り定義されています。
いずれかの数値を入力します。
0:未定義
1:マニュアル
2:ノーマル
3:シャッタースピード優先
4:絞り優先
5:creative プログラム
6:action プログラム
7:ポートレイトモード
8:ランズケープモード

例:絞り優先で撮影した場合は3
ISOスピードレート 0x8827 SHORT 撮影時のISO感度を記録します。
例:撮影時のISO感度が400であれば、400
Exifバージョン 0x9000 UNDEFINED EXIFバージョンを記録します。
例:バージョンが "0210" の場合 30 32 31 30
原画像データの生成日時 0x9003 ASCII 撮影された日付と時間を記録します。
書式は"YYYY:MM:DD HH:MM:SS"("年4桁:月2桁:日2桁 時間2桁:分2桁:秒2桁")です。
例:2006:09:10 12:23:00
デジタルデータの作成日時 0x9004 ASCII 画像がデジタルデータ化された日付と時間を記録します。
書式は原画像データの生成日時と同様です。
シャッタースピード 0x9201 SIGNED RATIONAL シャッタースピードを記録します。露出時間と同じ情報を記録しますが、単位がAPEX値です。
計算式は Tv = -log2(露出時間)
例:露出時間が1/125秒の場合は696578/100000
絞り値 0x9202 RATIONAL 絞り値を記録します。Fナンバーと同じ情報を記録しますが、単位がAPEX値です。
計算式はAv = 2log2(Fナンバー)
例:FナンバーがF2.8の場合は29708/10000
輝度値 0x9203 SIGNED RATIONAL 輝度値を記録します。単位はAPEX値です。
計算式は Bv = log2(B/NK)
露光補正値 0x9204 SIGNED RATIONAL 撮影時の露光補正量を記録します。
単位はAPEX値です。但し、露光補正値は通常EVで表す為、既にAPEX値になっています。つまりTvやAvのようにAPEX値に変換する面倒な計算は不要です。
例:撮影時の露光補正値が +2/3の場合 2/3
レンズ最小F値 0x9205 RATIONAL レンズの開放F値を記録します。
単位はAPEXであり、計算式は絞り値と同様です。
例:開放F値が1.4の場合は9708/10000
被写体距離 0x9206 RATIONAL 被写体距離を記録します。
単位はmです。
測光方式 0x9207 SHORT 撮影時の測光方式を記録します。
以下の通り定義されています。
いずれかの数値を入力します。
0:不明
1:平均測光
2:中央重点測光
3:スポット測光
4:マルチスポット測光
5:マルチパターン測光
6:部分測光

例:スポット測光で撮影した場合は3
光源 0x9208 SHORT 光源の種類を記録します。
以下の通り定義されています。
いずれかの数値を入力します。
0: 不明
1: 昼光
2: 蛍光灯
3: タングステン
4: フラッシュ
9: 晴天
10: 曇天
11: 日陰
12: 昼光色蛍光灯
13: 昼白色蛍光灯
14: 冷白色蛍光灯
15: 白色蛍光灯
17: 標準光 A
18: 標準光 B
19: 標準光 C
20: D55
21: D65
22: D75
23: D50
24: ISOスタジオタングステン
255: その他
フラッシュ 0x9209 SHORT ストロボの使用状況を記録します。
以下の通り定義されています。
いずれかの数値を入力します。

0x00:発光せず
0x01:発光
0x05:発光(リターン未検出)
0x07:発光(リターン検出)
0x09:強制発光
0x0D:強制発光(リターン未検出)
0x0F:強制発光(リターン検出)
0x10:発光禁止
0x18:発光せず(auto)
0x19:発光(auto)
0x1D:発光(auto,リターン未検出)
0x1F:発光(auto,リターン検出)
0x20:No flash function
0x41:発光(赤目軽減)
0x45:発光(赤目軽減,リターン未検出)
0x47:発光(赤目軽減,リターン検出)
0x49:強制発光(赤目軽減)
0x4D:強制発光(赤目軽減,リターン未検出)
0x4F:強制発光(赤目軽減,リターン検出)
0x59:発光(auot,赤目軽減)
0x5D:発光(auot,リターン未検出,赤目軽減)
0x5F:発光(auot,リターン検出,赤目軽減)
レンズ焦点距離 0x920A RATIONAL レンズ焦点距離を記録します。
例:撮影時の撮影時のレンズ焦点距離が50mmの場合は50/1
実効画像幅 0xA002 LONG 実効画像幅を記録します。
例:画像の幅が3000ピクセルならば 3000
実効画像高さ 0xA003 LONG 実効画像高さを記録します。
例:画像の高さが2000ピクセルならば 2000
カスタム画像処理 0xA401 SHORT 以下の通り定義されています。
いずれかの数値を入力します。
0:ノーマル
1:カスタム
撮影モード 0xA402 SHORT 以下の通り定義されています。
いずれかの数値を入力します。
0:自動
1:マニュアル
2:オートブラケット
ホワイトバランス
モード
0xA403 SHORT 以下の通り定義されています。
いずれかの数値を入力します。
0:オート ホワイトバランス
1:マニュアル ホワイトバランス
デジタルズーム 0xA404 RATIONAL デジタルズームを記録します。

例:デジタルズームが1倍ならば 1/1
レンズの焦点距離(35mm) 0xA405 SHORT 35mm換算したレンズ焦点距離を記録します。
APSサイズのカメラではレンズ焦点距離の1.5倍等になります。
例:撮影時のレンズ焦点距離(35mm換算)が50mmの場合は50
シーン撮影タイプ 0xA406 SHORT 以下の通り定義されています。
いずれかの数値を入力します。
0:スタンダード
1:風景
2:ポートレート
3:夜景
ゲインコントロール 0xA407 RATIONAL 以下の通り定義されています。
いずれかの数値を入力します。
0:なし
1:Lowゲインアップ
2:Highゲインアップ
3:Lowゲインダウン
4:Highゲインダウン
コントラスト 0xA408 SHORT 以下の通り定義されています。
いずれかの数値を入力します。
0:ノーマル
1:ソフト
2:ハード
彩度 0xA409 SHORT 以下の通り定義されています。
いずれかの数値を入力します。
0:ノーマル
1:弱め
2:強め
シャープネス 0xA40A SHORT 以下の通り定義されています。
いずれかの数値を入力します。
0:ノーマル
1:ソフト
2:ハード
被写体の
距離範囲
0xA40C SHORT 以下の通り定義されています。
いずれかの数値を入力します。
0:不明
1:マクロ
2:近距離
3:遠距離
GPS IFD
項目名 識別子 TYPE
(データ型)
説明
GPSタグの
バージョン
0x0000 BYTE GPSInfoIFD のバージョンを記録します。
バージョンは2.0.0.0。
例:02 00 00 00
北緯(N) or
南緯(S)
0x0001 ASCII 緯度の北緯/南緯を示す以下のいずれかの値を記録します。
N:北緯
S:南緯
例:北緯の場合はN
緯度(数値) 0x0002 RATIONAL 緯度を示す 度、分、秒を3つのRATIONALで表す。

例えば、東京タワーの緯度35度39分19.368秒は以下の様に度、分、秒毎に3つの値を入力します。
35/1(改行)
39/1(改行)
19368/1000
東経(E) or
西経(W)
0x0003 ASCII 経度の東経/西経を示す以下のいずれかの値を記録します。
E:東経
W:西経
例:東経の場合はE
経度(数値) 0x0004 RATIONAL 経度を示す 度、分、秒を3つのRATIONALで表す。

例えば、東京タワーの経度139度44分55.54秒は以下の様に度、分、秒毎に3つの値を入力します。
139/1(改行)
44/1(改行)
5554/100
高度の単位 0x0005 BYTE 高度の基準となる高さを記録する。
海抜基準の場合は 0 を記録する。
例:海抜基準のなる為、00を記録
高度(数値) 0x0006 RATIONAL GPSAltitudeRef を基準とした高度を記録する。
基準単位はメートル。
例:28mであれば、28/1を記録
GPS 時間 0x0007 RATIONAL UTC時刻を記録する。
時、分、秒をそれぞれ1つのRATIONALで表す。
例:5時34分16秒の場合は以下のような入力とする。
5/1(改行)
34/1(改行)
16/1
測位に使った衛星信号 0x0008 ASCII 測位に用いたGPS 衛星を記録する。
GPS受信機の
状態
0x0009 ASCII 記録時のGPS 受信機の状態をあらわす以下のいずれかの値を記録する。
A:測位中
V:未測位(中断中)
GPSの測位方法 0x000A ASCII GPS の測位モードを示す以下のいずれかの値を記録する。
2:2次元測位中
3:3次元測位中
測位の信頼性 0x000B RATIONAL GPSのDOP値(データの信頼性)を記録する。
速度の単位 0x000C ASCII GPS受信器の移動速度の単位を示す以下のいずれかの値を記録する。
K:キロメータ
M:マイル
N:ノット
速度(数値) 0x000D RATIONAL GPS 受信器の速度を記録する。
進行方向の単位 0x000E ASCII GPS 受信器の進行方向の基準を示す以下のいずれかの値を記録する。
T:真方位
M:磁気方位
進行方向(数値) 0x000F RATIONAL GPS 受信器の進行方向を記録する。
値は0.00〜359.99 までの範囲をとる。
撮影した画像の方向の単位 0x0010 ASCII 記録した画像の撮影方向の基準を示す以下のいずれかの値を記録する。
T:真方位
M:磁気方位
撮影した画像の方向(数値) 0x0011 RATIONAL 記録した画像の撮影方向をを記録する。
値は0.00〜359.99 までの範囲をとる。
例:方向が45の場合。
測位に用いた地図データ 0x0012 ASCII GPS 受信器が使用した測地系を記録する。
測地系が日本国内の場合は、以下のいずれか。
・TOKYO
・WGS-84
例:WGS-84の場合



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