xinetdの再インストールと設定


xinetdはコンパイルオプションで(--with-libwrap)TCPWrapper機能をサポートするか決める事が出来るらしい。
通常必要ない？と思われるが、Turbo Linux Server 7で標準でインストールされたxinetdはこのオプションが有効なようだ。
このオプションが有効な場合、xinetdを設定した後に、TCPWrapper機能で使用されるhosts.allowやhosts.denyなどの設定ファイルも書き換えなければならない。
僕としてはTCPWrapper機能はいらないので、この設定をなくしたい。
そこで、面倒だが、このオプション無しでコンパイルし直す事にした。
  1. ソースコードのダウンロード
  2. rpmのインストール
  3. make
  4. 起動スクリプトの編集

  1. ソースコードのダウンロード
    xinetdのソースコードをTurboLinuxのFTPサイトから取得します。
    [root /root]# ftp ftp.turbolinux.co.jp
    Connected to ftp.turbolinux.co.jp.
    220 Runa.turbolinux.co.jp FTP server ready.
    Name (ftp.turbolinux.co.jp:hide): anonymous      <--anonymousと入力
    331 Guest login ok, send your complete e-mail address as password.
    Password:       <--自身のメールアドレスを入力！
    ftp> cd /pub/TurboLinux/TurboLinux/ia32/Server/7/source/SRPMS
    ftp> get xinetd-2.3.3-4.src.rpm
    ftp> by

  2. rpmのインストール
    rpmのインストールをするとソースコード群は/var/src/rpm/SOURCESに展開されます。
    そのディレクトリにあるxinetd-2.3.3.tar.gzをtarコマンドで展開することでソースコードを得られます。
    ここでは/usr/local/srcディレクトリにソースコードを展開するようにしてます。
    [root /root]# rpm -ivh xinetd-2.3.3-4.src.rpm
    [    root /root]# cd /var/src/rpm/SOURCES
    [    root /SOURCES]# cp xinetd-2.3.3.tar.gz /usr/local/src/.
    [    root /SOURCES]# cd /usr/local/src
    [    root /src]# tar xzvf xinetd-2.3.3.tar.gz

  3. make
    展開したソースをmakeします。
    それと、インストール前に現在のxinetdをアンインストールするので、現在の設定は残しとこう。
    バックアップしておくファイルは、/etc/xinetd.confと/etc/rc.d/init.d/xinetd かな？
    [root /src]# cd xinetd-2.3.3
    [    root /xinetd-2.3.3]# ./configure -prefix /usr
    [    root /xinetd-2.3.3]# make
    [root /xinetd-2.3.3]# rpm -ev xinetd            <--現在のxintdをアンインストール。
    [root /xinetd-2.3.3]# make install   <--そして、今回コンパイルしたxinetdをインストールします。
    アンインストールで消されたファイルを/etc/xinetd.confと/etc/rc.d/init.d/xinetdを元の場所に戻します。
    最後にxinetdを起動しておしまいです。
    [root /xinetd-2.3.3]# /etc/rc.d/init.d/xinetd start

  4. 起動スクリプトの編集
    アンインストールしたので、起動時にxinetdが自動的に起動しません。
    システム起動時に自動起動するようにrunlevel毎の設定を行います。
    [root /root]# cd /etc/rc.d/rc3.d
    [root /rc3.d]# ln -s ../init.d/xinetd S50xinetd
    [root /rc3.d]# cd ../rc4.d
    [root /rc4.d]# ln -s ../init.d/xinetd S50xinetd
    [root /rc4.d]# cd ../rc5.d
    [root /rc5.d]# ln -s ../init.d/xinetd S50xinetd
    [root /rc5.d]# cd ../rc0.d
    [root /rc0.d]# ln -s ../init.d/xinetd K50xinetd
    [root /rc0.d]# cd ../rc1.d
    [root /rc1.d]# ln -s ../init.d/xinetd K50xinetd
    [    root /rc1.d]# cd ../rc6.d
    [root /rc6.d]# ln -s ../init.d/xinetd K50xinetd


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